読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

話半分で聞いてください

口ベタによる一生懸命

マイブーム

芸能人なんかへのインタビューで「マイブームは何ですか?」という質問がしばしばある。それに対して、よく「今はカフェ巡りにはまっていて」だとか、「最近は釣りですね」と回答をしているのを見かける。これを見ると、私はいつもモヤモヤとしてしまう。

理由は、その「今」とか「最近」は一体いつを示しており、マイブームにどれくらいの情熱を掛けて取り組んでいるのか?他にはないのだろうか?などと疑問に思ってしまうからだ。
また、その言葉に裏付けられた定義や熱量を知りたいという欲求もあるが、それ以上に、私のマイブームの感覚とどれくらい差があるのかを知りたいとの思いも持っているためでもある。


というのも、私はマイブームに非常に意欲的であり(という表現はおかしいかもしれないが)、マイブームをいくつも持っている。そして、マイブーム1つごとに、期間を長期と中期と短期に分けて、それぞれプランを持って取り組むことにしている。長期は少なくとも3年は続けること、中期は3カ月~1年、短期は2週間~1カ月くらいを目安としている。

現在最も積極的に取り組んでいるマイブームは「東京の調査」なのだが、期間ごとのプランを説明すると、長期のプランは東京についての情報、歴史から民俗学から社会学から建築まで兎に角何でも蓄えることで、中期のプランは、(前のタームでは下町について結構調べたので)山の手地区について調査することと、ドヤ街を中心とした街の発展の調査(というのを言い訳に、ただ酒場で飲みたいだけだったりもする)、短期のプランは東京のジャズ喫茶に映る学生運動の歴史や現代思想、戦後の日本文化の調査(というのを言い訳に、ただ音楽を聞きながら飲みたいだけだったりもする)、といった感じである。

東京の調査のほかのマイブームについても、こんなかんじで取り組んでいるので、結構忙しい。入れ替わり立ち代り日毎、時間毎にテーマをスイッチさせていると思って頂いて構わない。
例えば最近、東京の他にも、ショパンと経済について詳しくなってみようかなと思って、朝起きてから寝るまでショパンのCDやラジオ日経第一を聞いてみたり、目が空いていればショパンの上手い弾き手について調査したり、経済誌を読むようにしている。しかし、マイブームについて、私と同じように取り組んでいる人は一体どれくらいいるのだろうか……?


断っておくと、これらはただのマイブームでしかない。別に仕事に役立つだとか、それでお金が貰えるだとかそういうわけでは全くなく、単純な興味から実践している。知らないことがあると、知りたくて仕方がなくなり、調査せずにはいられないのだ。そして、できるだけ知に近づきたい。いつもそう思っている。ざっくり言うと、調べるのがいつもマイブーム、なのかもしれない。

また、調べていくうち、何か思うことがあればブログに書き留めるようにしている。情報ではなく、思想という形に変えて書くのが私のこだわりだ。これも調査の楽しみのうちのひとつである。

こんな毎日を過ごしていると「美波ちゃんはなんだかいつも楽しそうだよね」とよく言われる。そういえば、中学生の時に友人が書いてくれたmixiの紹介文でも「美波はいつも楽しそう」と書かれていた。確かにいつもすごく楽しい。そう言われるのも、すごく嬉しい。


今週のお題特別編「嬉しかった言葉」
〈春のブログキャンペーン ファイナル〉